【ネタバレ】ジョーカー観た【進研ゼミ最高!】
ウェイン夫妻が死ぬ
ゴッサム、燃える
やったぜ。
まあいつも通りのゴッサムシティだったよって話。バットマン凄い詳しいって訳じゃないけどいつも通り具合にガッツポーズしたぐらいにはいつも通りだったね。
えっ?R指定映画だったけど怖くなかったのって?ああそれはね......
あっこれ進研ゼミでやった奴だ!!!!!
いやうん。想像通り結構耐性あるやつだった。
あまり詳しくない人に中野京子先生の怖い絵シリーズの説明をすると
タイトル通り先生が「怖い」と感じた絵を何点かピックアップして何故「怖い」のか一枚ずつ解説してくって奴。
この前これの企画展も上野でやっててルンルンで観に行ったよ。図録も買った。超人多かったね。
で何が進研ゼミなのかってこの怖い絵シリーズ、単純に子ども◯っちゃった雷帝の絵とかさあ今から処刑するぜ女王とか単純に死ネタとかグロ系のも勿論(これらには他の「怖い」が色々孕んでるし寧ろそっちが本命なんだけどそこは割愛。面白い本だから実際に読んで)あるんだけど、今21世紀令和現在我々が当たり前なものが当たり前じゃない時代で我々にとっては信じられないことを平気でやっちまう人達に対しての「怖い」なのだ。19世紀のその人達にとっては「日常的」であり「当たり前」であり「普通」だったから絵画の中に残され、あるいは残らない「怖い」もの。その時代の歴史、文化を知らない人が観たら多分気づけない「違和感」をわかりやすく解説したものなのだ。
例えば、「子ども」という概念は西洋では凄く最近の「発見」なんだけど、それが「発見」されてなかった時代と今を比べたら...?凄く気分の悪くなる話だって出てくる。でも「発見」されてない時代には「子ども」がいなかったんだからそれが「普通」なんだよね。
この「普通」が怖いんだ。
本の解析はこの辺で。本当に読みやすいからよろしくです!結構色んなジャンルや視点から「怖い」話突いてくるんだけど三冊読んで両手で数えれるくらいは私も仰け反ったかな。
話を映画に戻すけど、今現在21世紀令和の時代とか言ってるけどこの映画自体は20世期前半昭和の時代だよね。
多分精神科、脳外科はまだ発展途上ですごいやばいことやってる時期と見た。
主人公アーサー君はどっちかというと現代っ子だと私は思ったよ。福祉に頼れるし親の詮索ギリギリまでしないし容姿で人を判断しないし。流行り物の下品なギャグが面白いとは思ってない(自前のネタが面白いとは言ってない)
まあそんな現代っ子に感情移入した状態で感情移入先が精神疾患で信用できない語り手化してて、で20世紀やべー時代のいつの時代でも相変わらずやべーゴッサムに身を置いたらどうなるかと思うと......まあ、うん。
ラストシーンはまあどっちでも正解だと思う。断定させないのがユアストーリーと違って上品だったね。
皆、ジョーカー観る前に名作だからグレイテストショーマンを観よう!とっても素敵で美しくて楽しいミュージカルだよ!!!!!!!