好き家の長い文章置き場

長文投下マン@YOUCANFLYx3が更に長い文章を書く時に使う奴。主に観た映画とか読んだ本とかの感想

休園明けディズニーシーの水上挨拶が最高だったって話

 

2020年7月4日

 

 

 

ディズニーシーでミッキー 達に会った我々は想像だにしなかった存在に出迎えられた。

 

 

それは、日に数回水上で10分程度のミッキー 達によるグリーティングショーだ。

 

 

Come! Let's meet & smile〜♪

 

 

 

 

 

 

号泣した。

 

 

5ヶ月振りの再会だから泣いたんだろ?って思う方いるかもしれないが、5ヶ月なんてレベルじゃなかった。

 

 

 

 

我々は9年振りに大好きだった「それ」と再会したのだ。

 

 

 

 

このグリーティングショーはかなり計算された選曲なので、ある程度舞浜の知識が要求される。今回はその解説がしたい(あまりにも最高なので)

 

 

 

ショーに使われたセトリは以下の通り

・ディズニーシーテーマソング

・ミート&スマイル(2006年以降版)

・クリスタルウィッシュジャーニーシャインオン

・星に願いを(こいつの正体は後述)

 

 

 

 

 

 

 

ミート&スマイル(以下ミースマ)とは開園当初から行われていた朝のグリーティングショーである。

2006年、ディズニーシー5周年の時に大幅リニューアルが行われ、2010年度末に終了する予定だったが

その最終日が2011年の震災で余儀なくされた長期休園と重なってしまいお別れが言えなかったショーである。

 

因みに、この2011年の長期休園が明けて盛大なスタートで我々を出迎えてくれたのが

ディズニーシー10周年記念の目玉の一つであり、今年の長期休園でお別れが言えなかった記憶が新しいファンタズミック!なのである。(テーブルもいるけど)

 

 

2020年3月25日、あの震災で沈んでいた我々を圧倒させ、この春まで9年共に過ごしてきた大好きなファンタズミック!を見送ってやる筈だった。

それが叶わなかった我々を2020年コロナ禍による休園明け7月、真っ先に出迎えてくれたのがあの震災のせいでお別れをいう事が一切叶わなかったあのミートアンドスマイルだったという訳である。

 

 

泣かない訳がなかった。グーフィーが9年前と全く同じ振付をしてくれて泣いた。リドアイルのゲストが完璧でまた泣いた。

 

 

 

グリーティングショーはロングバージョンだと続いて懐かしいショーの曲が流れるのだ

 

2017年 クリスタルウィッシュジャーニーシャインオン(東京ディズニーシー)(以下CWJ)

 

ディズニーシー15周年グランドフィナーレに開催されたショー。夜公演の修行はまだ記憶に新しいだろう。のイントロが小休止に使われている。

そしてグリーティングショーのフィナーレに掛かるのはお馴染みディズニーソング星に願いを。

 

 

 

実はこの「星に願いを」もとあるショーのアレンジバージョンが使われている。

ショーのクライマックスに思いっきりSo, remember the Magic. Remember the Dream!というフレーズが流れるので隠しもしてないのだがそのショーが一体何かというと

 

 

 

 

2004年 リメンバーザマジック(東京ディズニーランド)

 

 

 

 

 

 

 

 

ここに来て東京ディズニーランドなの?

ここに来て東京ディズニーランドなのです。

でもこの選曲これしかあり得ない完璧なんです。

 

 

 

 

 

 

 

リメンバーザマジック(以下リメンバー)はディズニーランド20周年グランドフィナーレに開催されたエンターテインメントショー。

今まで開催されたショーを懐かしいメロディに乗り回想していくというもの。パラパラも踊れる実質ベリミニ。

 

つまりリメンバーの時計の針を巻き戻す魔法を使ったからミースマが再びパークに蘇ったという構図が出来上がるのだ。

 

リメンバーがディズニーランドのショーなのにシーで流れてるの気持ち悪い話が解決してない?

 

シーの懐古向けショーは今まで二つ存在し、一つは記憶に新しいベリミニ(2020年ディズニーランドで開催)、もう一つは

2015年 パーフェクトクリスマス

が存在する。パーフェクトクリスマスは実は凄い懐古殺しショーなのだが、クリスマス限定。

ちょっとミースマには使えない。でもベリミニも同じく長期休園で辛酸舐めさせられたショーだからこっちじゃ駄目なの?って思う気がするが、ここはリメンバーザマジックじゃないと絶対に駄目なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

重要なのはリメンバーザマジックがランド20周年のショーという事。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、来年2021年はディズニーシー20周年なのである!!!!

つまりこれはまさしく予告なのだ。時計の針を巻き戻してミートアンドスマイルが復活出来たのはリメンバーザマジック文脈だったからだが、この選曲はまだまだ先の見えない情勢の中、来年20周年に向けての決意表明とも取れる。

 

ところで直前に流れていたクリスタルウィッシュジャーニー、これがミートアンドスマイルとリメンバーザマジックを強く結ぶ架け橋、ショーのトリがリメンバーザマジック以外あり得ない理由付けになっている。

タイトルの通りCWJは旅をテーマにしたショーだった訳だが、このショーのミッキー達の目的地は何処だったか覚えているだろうか?

 

 

 

 

「ミニー、僕達の旅の行き先がわかったよ」

「どんな地図にも載ってないけど、でも誰でも行ける筈」

「それは何処?」

「つまり、未来だよ!」

「未来!そうね、ミッキー !」

 

「心が願う時、クリスタルは未来に向かって輝くんだね!」

 

 

 

 

 

 

しかし10、15周年とお祝い年に限ってあまり明るいスタートが出来なかったディズニーシー、来年は何事もなく誰も欠けることなくお祝いが出来るよう願っている。