好き家の長い文章置き場

長文投下マン@YOUCANFLYx3が更に長い文章を書く時に使う奴。主に観た映画とか読んだ本とかの感想

【ネタバレ有】ポケモン、キメた。【感想】

セレビィぶりに観て来ました()

鑑賞の条件は自分と同世代ならまあ少なくはない率でいるであろう典型的なアニメ1話からダイパまでの人。確かジラーチの年にハガレンアニメが始まって中高生向けのものにシフトしてダイパでポケモンとか懐かしい〜〜wと戻って来た人間と思えばよくいそうなタイプってイメージし易いかな。だからルビサファも抜けが多いしやってない、観てないからBW以降の賛否は話には聞くけど詳しくは知らないから特定の作品に対してヘイトとかも特にない人の立場ですね。

右隣が今回の感想では特に触れないけど私と同世代のお姉さん、左隣がお母さんと弟と一緒に観に来た小学校中学年くらいのお兄ちゃんでした。夏休み最後の土日だけあって小学生多かったねぇ。

ファミリー層が多い映画を土日の真昼間に映画館で観るのも10年振りくらいの人間。トイストーリー3とかズートピアとか観てない訳ではないけどあんな賑やかな劇場は大人になってからは初体験かもしれない。舞浜で子どもを盾に黙ってショーが観れない親には発狂するタイプだけどぶつぶつ言いながらも真剣に映画を観てくれる小学生は大好き(*´꒳`*)

でも自分もセレビィまでは観てたからあの賑やかな劇場体験は経験してる筈なんだけど映画館煩かったって感想は持ったことがないから当時の私もあんな風に観てたのかな?w

まあ左隣の彼の反応が面白いこと面白いこと!サトシがママに電話入れる時の引きのシーンで画面端で初登場するルカリオに気づいて「ルカリオがいる!」って呟かれた時は度肝を抜かれたというか。そうだよな。言われてみればサトシは電話ボックスから動けないし音の情報があるから別にサトシを観る必要はないわなって(サトシしか見えてなかった人)

毎週男児相手に視聴の耐えうるものをと大の大人が頑張ってる作品を追っかけてる身としては作品鑑賞中の生の男児のツッコミはなかなか興味深かったね!あっちも画面端の情報が無駄に多い作品だけど男児はちゃんとそういう所まで観てるんですね。

で横の彼が面白い面白いしながら観てた所で投下された中盤の問題のシーン。ここからはめっちゃ観てる人向けに話すので自己責任でお願いします!

最初の場面に戻って「学校に遅刻する」ってセリフを聞いた瞬間全てを察したので、フシギバナとかの絵が車に変えられてるカットの頃には頭の中はそういえば首藤さん亡くなったんだっけ。首藤さんの構想だとアニポケって本来はこういう展開をやる予定だったんだよね。みたいな事考えてたんですよね。驚きはしたけどショックは無かったというか。

ただ鑑賞中本気で気にくわなかったのがそれを色のない世界で描写した事。サトシからして見れば確かに色のない世界なのは正解なんだけど私の左隣に座ってる彼は自分の世界を色のない世界と描写されて快く思うのだろうか?私は首藤さんの名前を知ってるからおーこれやるんだーみたいな感想で済んでるけどまあんな事あ知らないであろうこの劇場にいる子達があれを観てこれは正解だ!現実世界なんてピカチュウもいないし退屈な世界なんだ!って思って欲しくないなって。

考えが甘かったです。この感想を書く前にとある感想読んで来ました。あの世界でノイズになってるピカチュウはサトシと一緒にいるピカチュウではなくて「ポケモンというコンテンツの事を指してる」ってものがありました。頭が上がらないです。

言われて見れば離れてた時期は兎も角小学生時代ポケモンと無関係な日は無かったんですよね。学校に持っていく筆記用具はポケモンだし、お絵かきするのもポケモンだし、友達とする話題といえばポケモンの話だし。

首藤さんの構想はポケモンというコンテンツがデカくなり過ぎて辞めたまでが1セットなのでそれならあの描写も納得出来るしこの後の一番言いたい話にも繋がってきますね。じゃあミュウツーやってた頃はもう中高生だった世代より上の世代はどうなんだと言われたら知らんって言える世代なので声を大にして知らんと言います。

今回はサトシの隣にいるのは勿論タケシとカスミ・・・じゃないんかーい!!!って発表された時は思いましたね。正直鑑賞中もそろそろ自転車!ここで自転車!って悪い顔しながら観てましたし。結論を言うとオリキャラ起用で正解でしたね!

今回観てて強く思ったのが「ポケモンバトルしてる!」でした。ポケモン映画によくある最早自然現象!みたいなのは一切なくもうずっとポケモンバトル。そもそも虹の勇者になれる!で何するんだよが「ホウオウとバトルしたい!」なのがいつものポケモン映画と全然違う。

で観てたけど一番びっくりしたのがソウジとマコトとお別れのシーン。三叉路の真ん中でどうお別れするんだろうと観てたら「次一緒に会ったら、バトルしようぜ!」だったんですよ。何ですかこの・・・何ですか!!!!

いや本当にびっくりしたし一番ここが印象に残ってる。鑑賞側のこちらとしてもソウジやマコトはサトシと仲良い理由もわかるし大好きだしでもやっぱり2時間だけの関係でしかないんですよね。人によっては正直サンムーンのレギュラー陣より思い入れないまであるでしょうね。あと作品の立ち位置の関係上、もう彼等の掘り下げはないであろうとか考えてしまうのも自然だし、良い奴らで大好きなんだけどやっぱりタケシやカスミでは駄目だったのかってあの台詞までモヤモヤしてたんですよ。

でもタケシとカスミだったらあの台詞は無かったですね。勿論ハルカやマサト達以降の子達でも見たくはない別れ方でしたね。でも本当にこの後腐れないお別れの仕方も、何度も困難を乗り越えて来た仲間というよりはさっき出来た友達みたいな。あの雰囲気も最高で・・・そう!映画のあの二人はさっき出会って仲良くなって、また何処かで出会えたら一緒に遊ぼうね!ってやってるんです。2時間しか一緒に居られないから思い入れがない?とんでもない。二人共ちゃんと鑑賞者の友達なんです!さっきのピカチュウとはポケモンコンテンツであると言ったけどあの二人も現実世界で置き換えると一緒に対戦してくれたりポケモンの話したりそういう子達だったんだなあって。

クロスとの戦いでサトシはポケモンバトルをしたら仲良くなれる!って言ってくれます。今回の映画唯の懐古向けにしないでちゃんと今の小学生達にメッセージを送ってくれたんだなって。あの三叉路のシーン大好き!

懐古と言えばED。実はそんな知りもしない筈のセレナで一番泣いちゃて()

何となくカロス組の尺が長い印象を受けたんだけど本当にそうだったなら今回の映画は最高だなって思うの。ノスタルジーな気持ちになるのは別に大人だけじゃないんです。左隣の彼にだって懐かしい!って感情はちゃんとあるんです。だから無印に拘る事はせずに、その気持ちを狙ってくれたなら素敵な制作陣だなって思うんです。

ジョー編メディア展開纏め【ドギゴル〜CD0】

デュエマの漫画とアニメの連携が完璧過ぎると私の中で話題に。

ジョー編はより連携を強めていくと宣言もあったのでジョー関連からでも(ドギラゴールデンのパックから)時系列順に整理してみたくなったのでここで纏めてみようかなと思いました。メモ代わり個人用なのでツッコミ所あるかも。

展開を知ってる方向けの完全ネタバレ記事なので注意お願いします。

12/11から始まってるのは趣味だからじゃなくてジョニー判明が一つの大きな節目だと思ってるのでその直前の出来事という意味で入れてます。

△ー漫画

◯ーアニメ

◇ーカード

☆ーその他

でカテゴリ分けしてあります。

2016年12/11(日)

◯勝太vsベンちゃん

・ドギラゴールデン発売前の最後のアニメ放送回

・完璧問題オーパーツ、レアリティ判明

12/15(木)

△コロコロ1月号発売

・ドギラゴールデンVR以上確定パック封入

・ジョリーザジョニーjoe判明

・それに伴い勝太編最後のレジェンドレア判明

・切札ジョー名前のみ判明

・夢幻判明

・新種族メタリカ判明

12/16(金)

◇ドギラゴールデンvsドルマゲドンX発売

12/25(日)

◯勝太vs勝Z

・謎のカウントダウン開始

・誰かと誰かが結婚するらしい事が示唆された

・新主人公のシルエットのみ公開

1/8(日)

◯バサラvsハカセ、ランボー

・ED変更。新主人公らしき幼児の足のみ公開

・最後に鉛筆が転がっているので絵を描く事が好きなのでは?と推測された

1/22(日)

☆WHF名古屋

◇小学生限定配布プロモ、新時代の幕開け

◇メモリアルパックE1〜3編先行販売

・大集結!アクア・ブラザーズ判明

・「獅星」の頂ザ・ライオネル判明

1/14(土)

△コロコロ2月号発売

・勝太編最終回

・切札勝正式にお披露目

1/15(日)

◯レオvsNo.2決着

1/28(土)

◇メモリアルパックE1〜3編発売

1/29(日)

◯勝太vsバサラ決着

・次回予告で「大体」7年経過する事が判明。

2/5(日)

◯勝太るる、結婚

・特殊EDの後、カウントダウンが0に

・そのタイミングで切札勝アニメでも正式お披露目

・切札夫婦婚約時、ジョー君3歳だった。

〜VSRF最終回に続きます

好き家

ビクトリーVの勉達也のハブり具合がヤバイ

てな訳で視聴完了しましたビクトリーV!

ビクトリーはべんちゃんやべえしか感想出なかったので勝太君に悪いし折角登場人物増えたしべんちゃんじゃない子にも目を向けていこう!ダン君かわいい!メイちゃんかわいい!ラゴン君いい奴!とまあこんな感じで・・・


レオ君とナイ君の話が凄く良かった。彼らの堅い絆を感じられて。二人にとってお互いの事が特別なんだなって丁寧に丁寧にやってくれて素敵だった。物語の結末に持って行きたかったのがナイ君だったのも最高だった。



しかし見てくださいこの記事タイトルを。今回も駄目でした。


以下ネタバレ感想


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事の発端はレオ君がワガママモード事件の犯人だと5年2組のメンバーに発覚してしまった時。オレは目立ってやるぜ!とレオ君は勝太君とデュエマをする訳だけどクラスメイトを利用した、皆使えない奴ばっかりだと言い放つレオ君に5年2組のメンバーは口々に皆を巻き込んで許さない!ごめんなさいは言えないの?とレオ君を非難。彼を味方してくれるのはたった一人、ナイ君だk・・・



「すごーい!レオ君は勝太君のライバルにふさわしいくらい熱いデュエマが出来るフレンズなんだね!」


・・・べんちゃん、君は正しいし君のそういう所愛してるけど物語の展開的には間違ってるからちょっと黙っててくれ


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この後とある目的の為にヤラシの皆様がやってきて彼らにお前は利用されただけ、盛り上げる才能の無い奴と突っぱねられ、クラスメイトの非難は依然止まず逃げる様に立ち去るレオ君。そして彼を追うナイ君。

そして残された5年2組のメンバーとついでに呼び出された小熊先生は一部を除きオムライス・パン・おさるによってカードにされてしまい。。。。


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カードにされてしまったクラスメイトはヤラシのメンバーにばら撒かれ町中散り散りに逃げ出してしまった!ここからの展開は主人公切札勝太は無事だったメンバーと彼らを取り戻すお話になる。

そんな中おさるは三枚のカードを手元に残していた。要するにこの三人がラスボス倒すまで取り返せない人質って訳ね。分かりやすい。メンバーはドラゴン龍、小熊先生、うんうん。5年2組の絆の力で先生達を取り戻すんだね!そしてもう一人が



勉達也



知ってた。




・・・・




アッこいつ物語動かす時に邪魔だったんだろうなあ(察し)


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時と場所が変わって場所は教会。

メンタルズタズタのレオ君は追撃のメンタル攻撃を喰らう。

そんな彼を守ろうと唯一の理解者であるナイ君が立ちはだかる!(委員長もいるけど)



アッ勉達也邪魔なんだな(察し)


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更に場面が変わって無事だったメンバーは全員合流。このタイミングで勉達也以外のカードにされたクラスメイトは奪還。いよいよおさるとの決戦である。


ここでおさるはとんでもない事をしでかす。べんちゃんと小熊先生のカードをご祝儀袋に包むのである


カードになったとはいえ意識は残っておりデュエマの盤面や進行を見る事が出来、又勝太のビクトリーモードによって勝太経由で皆との会話は可能であった。皆はカードになっても何度もこれで勝太を応援してくれている。


しかし!おさるのこの行為により!べんちゃんと小熊先生は!完全に勝太達との対話手段が遮断されたのである!



勉達也邪魔なんだな!!!!!


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クラスメイトがようやく全員揃い(※一人足りない)

喜ぶのは束の間、5年2組の大半は未だレオ君を信じる事が出来ない為このタイミングで場の空気が悪くなり、絆が揺らぐピンチに。勉達也とかいう場を諌めれる人間がピンポイントで居ないので割とキツイ言葉を浴びせらるレオ君をナイ君が必死に庇い立て・・・そして皆は「ごめんなさいを言えば許してあげれるのがクラスメイトでしょ」という小熊先生の言葉を皆は思い出すのである


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小熊先生の言葉を思い出しもう一度堅い絆で結ばれた5年2組。

ここからの展開は残された勉達也少年にとって悲惨の一言である。


勝太君がおさるよりビクトリーVで今まで戦ってきたクラスの皆の方が手強かったぜ!と一人一人を回想し、呼ばれた子が勝太に応えるという熱い展開に何故か一人だけ反応してくれないのはまだ可愛い。ああ早く全員取り戻さないとな!という気持ちにさせてくれるからな。


問題は皆で声を合わせて「5年2組の友情パワーでお前を倒してやる!」(意訳)みたいな台詞を言うシーンが何度も何度も出てくるのだ。



今!一人!足りて!ないから!!!!!!!!



忘れてはないと思うけど!べんちゃん!いない!から!!!!!!!




これが今後もレギュラーであるぶっちゃけとヨーデルもご祝儀袋にぶち込まれてたら気にならなかったかもしれない。ここまで露骨にハブられると相当べんちゃんの公正で優しい性格が邪魔だったんだなってなんか逆に嬉しかったです。助けたい最後の一人って立ち位置だから扱い自体は全く雑じゃないしね。


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なんやかんやあってクラスメイト全員と小熊先生は元の姿に戻れるけど勝太君が抱きついてるのがべんちゃんだったのがやっぱりそこが一番心配だったんだねって嬉しかった。


そして今回の事件の流れも、自分が対話手段遮断されてる間にレオ君と5年2組のわだかまりが解かれる流れになった事も全く何も知らない勉達也少年。彼はひとしきり喜びを分かち合った後勝太の側から離れ輪の中心から外側へ歩いてく。どうしたんだろう?と彼を見つめるクラスメイトの皆を余所に言うのだった。


「レオ君、ありがとう」と。




邪魔だったんだな!!!!!!



好き家



ビクトリーの勉達也がヤバイ【ファーストコンタクト編】

今回は大テーマの本題とはあんまり関係ないけれど折角べんちゃんでこれから何回か記事書いていこうと思ってるので彼というキャラクターに於いて外せないであろう一番大事な所は書こうかなって思いました。


ファーストコンタクト編ということで今回書く所は勿論物語の一番最初の場面!

推し語りでここを触れられるなんてとんだ幸せ者だね!!!!!


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多分皆知ってるけど改めてこの場面の流れはこんな感じ

カレーパンをくれれば何でも言う事を聞いてくれる主人公切札勝太。そんな彼に秀才の勉達也ことべんちゃんは塾で参加できない自分の代わりに勝太をデュエマの大会に参加させようとカレーパンを持って接触を図る。「自分の代わりに大会に出てくれ」という一番の要件は伝えられなかったが遠回しに大会の会場に来るように勝太にお願いをする。


切札勝太少年、どう見てもいじめられっ子気質の行動取ってるのび太の図なんですけど接触を図ったのがまさかの出木杉。物語の出だしとしてはアレ?ここで出木杉なんだ。ってインパクトはあるからなかなか掴みはいいんじゃないかな?関係ないけど私もべんちゃんの最初の頃の印象はこの出木杉めっちゃ出番多いな!?だったし。最初こそのび太っぽく見えただけで勝太少年は全くのび太タイプじゃないしね。ビクトリーVの感想の時にでも触れると思うけど勝太君の周りにはいじめっ子気質の子はいないし。しずかちゃんも長いこといなかったしな!


あの1シーンだけだと後ろめたさからか勝太よりべんちゃんのがよそよそしい態度を取っているので彼から少なくとも進んでいじめっ子になる印象は感じられない。この場面で一番大事なのは「主人公がデュエマに触れるキッカケ」の提示と「主人公がデュエマに触れるキッカケになったこの優等生君はいじめっ子ではない」って情報を出す事。物語の一番最初でしかもあの短いやり取りだけだと取り敢えず主人公で正義の味方側だろうなんかバカっぽいし。とメタ推測の出来る勝太君と違ってべんちゃんは全く何も情報がないからね。このメガネの子はいつか勝太を裏切るかもしれないし、そうじゃなくてもその内物語からフェードアウトするかもしれない。あの1場面だけでは視聴者にとっては期待と不安でいっぱいだね。今丁度まさにジョー編のシャチョーがそんな感じ。そういえばあの子も水文明使いだね。


「レギュラーになるかは知らんけど勝太にデュエマの世界に誘ったあのメガネの少年は悪い奴ではないと思う」あのやり取りで提示された情報は大体こんな感じかな。


具体的な所だと「他ならぬべんちゃんの頼みだ何でも来い!」と勝太が好意的な反応をしてるのを確認してからべんちゃんは頼んでるのよね。頼みごとをする前にカレーパンを渡してるのもそう。細かいやり取りから悪い奴ではないよ!を伝えようと気を使ってるね。


そしてVSRFを見届けた後ビクトリーの視聴を始めた私は勿論知っている。べんちゃんは最後までずっとずっと勝太君の隣にいてくれた最高の親友だったと!


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べんちゃん、勝太君への第一印象がデュエマの実力は無関係(やってないんだから当然なんだけど)且つマイナス評価をしてない数少ないキャラクターだよね。周りの大人達、例えば小熊先生なんかもいるにはいるけど勝太君の仲間やライバル達の中で他にはるるちゃんくらいなんじゃないかな。ただ彼女は「好意」だったのに対して彼は「公正」だっただけなんだけど。でもズルいよな〜〜。るるちゃんの勉達也への評価がやたら低いのは意外と嫉妬なのかもしれない。


とは言うもののべんちゃんは勝太君のデビュー戦見てないんだよね。それを見たのはぶっちゃけとヨーデル。そして切札勝太少年が一番最初にあいつにデュエマで勝ちたい!と意識させ大嫌いな筈のデュエマを続ける原動力になったのはドラゴン龍。ここの役割を上手く分散させてあげてるのも、その後VSRFの最後や漫画VSの最後で彼ら各々の役割と活躍のさせ方にこの4人こそが勝太という男の子にとっての最初なんだなって嫌でも理解させてくれてとっても素敵。


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本題とは全く関係ないんだけど折角今このタイミングでこの場面の初見感想の記事を書ける人間だからこそ触れるけど、ひとりぼっちの火文明使いに声を掛ける水文明使いの構図、どっかで見たことあるよね。勿論人間も境遇も違うんだから水文明の方に友達がいるって微妙な違いこそあるけれども。ふふっ。



ビクトリーの勉達也がヤバイ【前置き】

私がデュエマのアニメに触れたのは勝舞時代のヤカンが勝舞君の未来を信じて彼を庇って死んだ所まで。そこからかなり間が経って勝舞が拳王になってヤカンが生きてたタイミングで視聴再開しました。もう意味がわからなかった。丁度その頃勝舞編観てた奴らを釣る為かニコニコの無料視聴キャンペーンをやってたので勝太時代はVSから抜けはあれど大体観てるって感じです。


そんな私のお気に入りのキャラクターは勉達也。VSRFでハゲようともそれは変わらず一番推しです。髪ちゃんと生えたしね。はよレナさんと結婚しろハゲ


まあそういう訳でずっと気になってたんですよ。ビクトリーシリーズ。バンダイチャンネルの見放題期間が迫ってるって事で頑張って視聴しました。オールナイトで。


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感想は凄く面白かったです!シリーズ最初だけあってまだまだ人数少ないしデュエマもチュートリアル回多かったんですがデュエマ嫌いの切札勝太少年があまり気にさせない様グイグイ引っ張ってくれて、ぶっちゃけが勝ってるのが新鮮で、ヨーデルはこの頃から不器用な感じが愛おくて、龍さんが正統派にカッコ良くて、殆どお初だったオンセンもなかなか好青年のいいキャラだったね


とかいう色んな感想もあるにはあったけどそれを差し置いた上テンション上がりまくって出てくる感想は


べんちゃんマジパネェ


勉達也VSシリーズ一番推しとか差し置いてもこいつの言動がかなりキてた。言ってしまうと

「この子の人に物を教え方が勉強になる!」

って事なんです。


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ビクトリーはシリーズのスタートのお話。このタイミングで入れ替わった視聴者、残った視聴者いっぱいいると思いますが新しく入った視聴者の小学生達にデュエマってゲームはどんなもの?楽しいの?ってのをかーなーり丁寧に教えてる印象が見受けられました。自身を模した人形を登場させ視聴者にルールをメタく教えるミミちゃんと本筋でも主人公を完全素人に設定してぶっちゃけ、ヨーデル、べんちゃんが彼に色々教えてあげるという二重構造がこのアニメの基本だったね?


又、残ってくれた視聴者に向けて勝舞時代からいるミミちゃんをメインに配置するのは勿論、そろそろ上級生のお兄ちゃん達がチュートリアル回に飽きてきた頃に四人の中で一番デュエマが上手いべんちゃんのデュエマ回をやるのも好印象でした。べんちゃんを引き延ばす事でコイツ頭いいらしいけどどんなデュエマするんだろうね?って期待感上げてるのも実に上手い。


そんな丁寧にコロコロ世代キッズ達に「デュエマを好きになって貰う為」にそれこそ0から教える大役をミミちゃんと共に担ったべんちゃん。視聴者向けの解説ってメタの立場に立てて自身も大人のミミちゃんと違ってべんちゃんに掛けられた責任はかなりのもの。


その重圧をものともしないってくらい爽やかにべんちゃんは勝太君と視聴者をデュエマの世界に引っ張っていきます。もう彼の教え方の上手い事上手い事。本当に小学生かコイツ?てくらい。


その教え方の上手を観てこれは絶対に「自分が何も知らない人に物を伝える」時の参考になるから軽く流さないでリサーチしてみようと思わせてくれたのだ。


そう!


ビクトリー二周目します!!!!!!(見放題期間なんて関係なかった!)


...でもまずはビクトリーシリーズ完走します(先が気になる)


好き家


【読書感想】赤い花・信号


先程の記事はバサラ度の高さを語っただけなのでこちらで真面目な感想も。読んでもらう事度外視でひたすら真面目な感想しか言わないよ!バサラって単語も一回も登場しないよ!


ガルシン『赤い花・信号』(旺文社)


赤い花・信号 (旺文社文庫 578-1)

赤い花・信号 (旺文社文庫 578-1)


国が違うけど、ワイルドの話と似てる話があった。どちらも19世紀の隔離病棟にお世話になった事のある作家だからなのか、そもそもこの時代は世界中がこんな鬱屈した時代だったのか。なんかそういう話をしてる人いないかなってサラッとネットを漁ってみたけど見かけなかったから思違いかもしれない。大学まで行けばいるかもしれないけどね。


似てるとは言ったけどやっぱりワイルドの方が「マイノリティの愛」に踏み込んでいると思う。ツバメは王子に口付けをしたけど草はただ寄り添う事しか出来なかったのだから。読み易いと評されてるのも言っちゃ悪いけどガルシンの作品には幸せの象徴に母親・妻・恋人が幾度となく出てくる所もあると思うな。


勿論作者がどう生きたか、愛というものにはマイノリティも糞も存在しないのでどちらが作品としてより高い、優れてるとかは存在しないです。あくまで読み易い読んでて疲れないのお話。因みにTwitterで言ってた久々に読書中に泣いたの前回はワイルドの作品だったり。マイノリティだろうがなかろうが同じ人間愛を求めた作家が似たような話を書くのは寧ろ当然の流れだと思う。


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前の記事でも言ったけどナロードニキは私も授業でサラッと触れられただけ。でも世界史史上最も「真っ当な人間」に感じてなんとなく頭の片隅に残ってる人達だったのはそれだけ思う所があったんだと思う。実際に手に取ってみて彼の精神を垣間見てそうであったと知る事が出来たんだけど何とも言えない物悲しさがあるね。こういう縁がタイトル買いの楽しい所。


そもそも私、現代では当たり前に評価されてるものを求めて文字通りに血を流した人達の話に非常に弱いんだ。彼らがあってこそ今があると思うと(それが正しいかはさておき)彼らの犠牲は決して無駄なんかじゃなかったって泣いてしまうんだよね。破滅の愛の物語は好きだけど出来る事なら現実では起きて欲しくはないよね。


因みに今回は短編集だけど一番好きだったお話は「四日間」かな。読んでてちょっとびっくりしちゃった。


好き家

【バサラ・ブックスレポ】赤い花・信号

デュエマ帰りに都内某所で見つけた

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こちらの看板。このお店でバサラ度高いタイトルの本を一冊買ってみようぜ!ある訳ないやろ!というノリで店内をフラフラ見回した。あった。


ガルシン『赤い花・信号』(旺文社文庫)


赤い花・信号 (旺文社文庫 578-1)

赤い花・信号 (旺文社文庫 578-1)


奇跡かな?誰が何と言おうともう完全に「バサラ・ブック」ですね?読むと分かりますがこの「信号」とは赤信号の事でしたKISEKI。時代背景は19世紀末のロシアのお話だけど意味もちゃんと「停止信号」。でも彼が嫌った「赤信号」のちょっと違った側面が見えてきそうですよ。


※注意※

バサラ・ブックスレポ】はあくまでデュエマ好きさんに向けて書いたレポです。マトモな感想も【読書感想】に置いてるんで怒らないでね。


結論から言っちゃうとバサラ度高すぎて次回やりたくないくらい「バサラ・ブック」でした。


読み進めると腐り切った世界を前に「正義とは何か?善とは何か?生きるとは何か?勝利とは何か?愛とは何か?」と苦しむ若者の苦悩や自由への渇望なんかが鮮やかに書かれてました。

それもその筈。この作者ガルシンの生きた時代はドンピシャのナロードニキ運動終焉の時代。なんか世界史でサラッとやるあれね。私もサラッと習ったレベルだけどあれだあれ世界が腐り切ってるから頭いい人達が人道活動してみたけど頭いい人達が故に世界は糞過ぎて自分達じゃどうしようもないって自己解決しちゃって勝手に終息した運動とかいうバサラ度高いあれ(?)。


中身は5編からなる短編集。破滅のシナリオ、正義の勝利、届かない想いと結末は様々ですが絶望の時代を生きた頭のいい作家から溢れる人間愛の追求が深く心を打たれるまさに「バサラ・ブック」の第一弾を飾るに相応しい、いやもうこれがザ・「バサラ・ブック」でいいよってくらい人間愛溢れるバサラ度の高い一冊でした。No.2は草。あとオーナーは糞。


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ナロードなんたらがどうのって難しそうな内容だけどかなり読みやすいのも特徴。この本の解説に何度も何度も「日本人ってロシア文学に理解度高くて読みやすいって思ってる人種だよね」って書かれてたくらいには読みやすいし更にこれ短編集の上解説省けば250pくらいですよ!最後のお話が100p超えでちょっと長いですけどね。


描写も鮮やかでとても美しいです。「人間愛」という不変の真理がテーマに生きた作家なのも読みやすさをアシストしてくれてるかな?何たってバサラ度が高いからね!


真面目な話。バサラ云々を置いといて私が涙を流したくらい人間愛を追求した美しい一冊でした。是非。


好き家